基本的にはオペアンプを使用した非反転増幅回路です。
増幅回路の前後にクランプ回路を設けることで、
映像信号の増幅ができるようになっています。
ここで解説するビデオアンプは、
このクランプ回路にペデスタル方式を採用しています。
この方式では、ビデオ信号のバックポーチ期間に電圧の固定を行います。
バックポーチ期間の電圧すなわち黒レベルですので、
ペデスタルクランプでは黒レベルを絶対的に固定することができます。
この結果、シンクチップクランプの対応しきれない、
変動の激しい映像信号であっても、安定して処理を行うことができ、
高画質での出力が可能になります。
ただし、バックポーチ期間を検出し、固定電圧を発生する、
という機構が必要になりますので、
アンプ本体とは別にデジタル回路を実装しなければなりません。
このため、回路規模としては、
アナログ回路のみで実現できるシンクチップクランプ方式にくらべ、
格段に大きなものとなってしまいます。
また、バックポーチ期間を利用するため、これがきちんと定まっていない
映像信号はきちんと処理できません。
たとえば、秋月電子の完成品RGBデコーダはバックポーチ期間にまで
映像信号が入り込んでいるため、
このビデオアンプでは明るさが一定しません。ご注意ください。
● 回路図はこちら→
ビデオアンプ(ペデスタルクランプ式)回路図(1522×1000ピクセル)
サイズが大きいので適宜加工してご覧ください。
無断転載厳禁、ご利用は自己責任でお願いします。
回路図には1信号分しか記載していませんのでご注意ください。
RGBアンプにする場合は破線より上の回路が3回路必要です。
電源は+5Vと+12Vが必要です。
スイッチング電源なり、レギュレータなり、
安定化されたものを用意してください。
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