![[APP]](i/usbdac2_inuse.jpeg)
データシートを見るとわかりますが、このキットの中心であるPCM2704は、
ヘッドホン出力に対応しています。
一方、このキットの回路では、PCM2704の出力のあとにOPA2340による
増巾バッファが入っていて、データシートによればこのOPA2340は
ドライブ可能なのが600Ωまで、つまりヘッドホン非対応です。
せっかくPCM2704がヘッドホン対応しているのに
それを使えないのはもったいないので、
OPA2340を取り払ってPCM2704の出力を直に出せるようなかたちに改造してみました。
アンプなしでUSBにヘッドホンを接続できる、所謂「USBヘッドホン」を実現してみたのです。
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前回と同じケースを使いました。
テイシン電機の「TC-2」というやつです。エスエス無線で400円。
ヘッドホン用に、3.5φのステレオジャックを追加しています。
前回同様、基板サイズがぴったりなので、基板のビス止めはしないで、
基板にゴム足をはかせ、USBコネクタとRCAジャックの配線で支えてます。
実際これで充分使用に堪えます。
ビス止めがないので外見もすっきりしています。
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部品変更は以下の通りです。かなりごっそり削除します。
| 部品番号 |
変更前 |
変更後 |
| R6 |
22Ω |
削除 |
| R10, R18 |
20kΩ |
削除 |
| R11, R17 |
22Ω |
削除 |
| R12, R15 |
10kΩ |
削除 |
| R13, R16 |
4.7kΩ |
削除 |
| R14, R19 |
470kΩ |
3.3kΩ |
| C9 |
1μF |
削除 |
| U2 |
OPA2340 |
削除 |
| C14, C15 |
2.2μF |
470μF |
| RL1, RL2 |
追加 |
3.3kΩ |
| 以下はおまけ |
| C6 |
22μF |
100μF |
| C12 |
47μF |
100μF |
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以下注意点
- C14、C15
- 出力端子に近いほうを -極、PCM2704側を +極 に接続します。
キットの基板の表記とは逆向きになる場合があります。
キットのバージョンによって基板上の表記が違うようですので、ご注意ください。私のものでは基板上の表記と逆向きに接続することになりました。(2006.04.28補足)
容量は使うヘッドホンのインピーダンスにあわせて選んでください。
小さすぎると低音が出なくなります。
私は100μFで低音が弱かったので470μFにしました。
2004.10.10追加:
容量は1次ハイパスフィルタのカットオフ周波数算出式を使って求めます。

R = ヘッドホンのインピーダンス
f = カットオフ周波数(どれくらい低い音まで通すか)
C = C14、C15の容量
適当に計算してもとりあえず音は出るので、
低音の出具合の好みにあわせて調整してみてください。
とりあえず簡単に計算するだけなら、C = 1 ÷ (120 × R) でもOKです。
もっと大雑把に言うと、大抵の場合、470μFあたりで問題ないと思います。
- RL1、RL2
- 出力端子とGNDの間に、左右各チャンネル1つずつ入れてください。
- C6、C12
- 変更は必須ではありません。
まぁ一応オーディオ機器なので、部品にこだわってみてもいいかもしれません。
私はC14とC15にnichiconのMUSEを、C6とC12にOS-CONのSPシリーズを使い、さらにアナログラインの抵抗をDALEの音響用に変えてみました。
注: 上に載っている写真のは製作途中のものでMUSEではありません。
# 結局ケースが小さいからMUSEしか使えない…
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PCM2704のデータシートに記載のヘッドホン用回路とほぼ同じになります。
変更部分となるPCM2704の後の部分のみ回路図を掲載します。

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ライン出力として他の器械へつないだ場合、
これは1号機との差は、
やはり少々音量が小さいことでしょうか。
他には大きな差は感じられませんでした。
ヘッドホンを直接つなぐと、やはり少々「たいへん」なのか、
ほんの微かにノイズが乗った感じになってしまっています。
ただし、これで「音質低下」といわれるほどのものではなく、
音質はじゅうぶんに良好であると思います。
ヘッドホンを直接つなぐことができるというのは
やっぱり大きなメリットです。
ヘッドホンアンプが不要で単独で動くので、利用方法の幅が広がります。
たとえばノートPCと共に携帯して高音質で音楽を、とか、
普段は小型スピーカだけど音楽を聴くときは良いヘッドホンで良い音で、
などなど、いろいろ考えられますね。
利便性を求めるなら、という意味で、こういう改造もいかがでしょうか。
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